2015年3月期第1四半期
業績の概要
単位:百万円
平成27年3月期 第1四半期 |
平成26年3月期 第1四半期 |
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営業収益 | 433 | 541 |
営業利益 | △30 | △70 |
経常利益 | △30 | △70 |
四半期(当期)純利益 | △31 | △57 |
業績について
平成27年3月期第1四半期累計期間(平成26年4月1日~平成26年6月30日)におけるわが国経済は、政府の経済政策及び日本銀行による金融政策により、緩やかな景気の回復基調が継続しております。しかしながら、消費税増税に伴う物価の上昇、ガソリン価格の高騰や電気料金の値上がりなど個人消費マインドの低下により、足元の経済環境は不透明なものとなっております。
当社の事業領域であるパソコン向けオンラインゲーム業界の成長率は鈍化しているものの、スマートフォン(高機能携帯電話)・タブレット等を含めたゲーム市場は拡大基調が続いております。また、スマートフォンの普及率は増加し続けており、携帯電話(フィーチャーフォン)からスマートフォンへの移行が着実に進んでおります。
ソフトウェア販売を取り巻く環境としましては、Windows XPのサポート終了による買い替え需要により、パソコンの出荷台数は2013年10月以降好調に推移しておりますが、タブレット端末やスマートフォンの普及により先行きは厳しいものと予想されております。
このような環境のもと、オンラインゲーム事業においては、スマートフォン対応へ取り組みを進めておりますが、業績に大きく影響を与えるところまでには至っておりません。また、既存のブラウザゲームを複数のゲームポータル先へ供給したことにより販路が拡大し、一定の営業収益を確保することはできましたが、前年同期を下回る結果となりました。
ソフトウェア販売事業につきましては、消費税増税前の駆け込み需要の反動を予測しておりましたが、Windows XPのサポート終了の影響が想定よりも大きく、営業収益は好調に推移いたしました。
営業費用につきましては、最適化・効率化により削減を進めております。
以上の結果、当第1四半期累計期間の営業収益は4億33百万円(前年同期比19.9%減)、営業損失は30百万円(前年同期は70百万円の営業損失)、経常損失は30百万円(前年同期は70百万円の経常損失)、四半期純損失31百万円(前年同期は57百万円の四半期純損失)となりました。
当第1四半期累計期間のセグメント別販売実績については、以下のとおりであります。
オンラインゲーム事業
当第1四半期累計期間におけるオンラインゲーム事業の販売金額は、2億89百万円(前年同期比27.0%減)となりました。
従来型のオンラインゲーム(クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの)は、前期から継続している8タイトルから平成26年4月に「三国ヒーローズ」及び「ぎごしょくマスター」、5月に「Angelic Crest」の計3タイトルのサービスを終了し、当第1四半期累計期間末時点では5タイトルの運営となっております。
ブラウザゲーム(パソコンのブラウザ上で起動する、ダウンロード不要のオンラインゲーム)は、前期から継続している6タイトルから平成26年4月に「まじかるブラゲ学院」のサービスを終了したことにより、当第1四半期累計期間末時点では5タイトルの運営となっております。
スマートフォンゲームは、平成26年6月に「ポケットヴァルキリー」のサービスを終了したことにより、当第1四半期累計期間末時点では「アルカナ・マギア」1タイトルのみの運営となっております。
ソフトウェア販売事業
当第1四半期累計期間におけるソフトウェア販売事業の販売金額は、1億18百万円(前年同期比4.3%増)となりました。
ソフトウェアのダウンロード販売事業は、Windows XPのサポート終了により、個人消費者向けパソコンの買い替えが進んだことで、ウイルス対策ソフト等の販売が一時的に増加いたしました。しかしながら、個人消費者向けのパソコン市場の縮小や有料パソコンソフトに対する需要の減少傾向は継続しております。
サイト広告販売事業
当第1四半期累計期間におけるサイト広告販売事業の販売金額は、25百万円(前年同期比17.6%減)となりました。
キーワード広告(リスティング広告)については当該事業の約8割強を占め、サイト広告販売事業の基幹となっております。