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決算短信・決算発表資料

2002年3月期第1四半期

業績の概要

単位:百万円

  平成14年3月期
第1四半期
平成13年3月期
第1四半期
営業収益 252(79.9%) 140(-)
営業利益 28(142.0%) 11(-)
経常利益 28(142.9%) 11(-)

業績について

当四半期の業績は、営業収益が252,485千円と前年同四半期に比べ79.9%の増加となりました。一方営業利益及び経常利益は、営業費用の圧縮効果もあってそれぞれ28,207千円、28,179千円と前年同四半期に比べ142.0%、142.9%の増加と2.4倍の伸びとなりました。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジサービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの)が166,975千円と前年同四半期に比べ 138.8%の増加、販売件数でみますと、52,623件と100.6%と倍増しております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、平均販売単価が3,065円と前年同四半期に比べ19.6%上昇したことが寄与しております。
なお、当四半期におけるプロレジサービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社経由の仕入分の割合は37.8%と、前年同四半期の3.3%に比べ期を追って急増しており、当四半期末の平成13年6月の単月では、42.8%に達しております。
一方、シェアレジサービス(主として個人作者の提供によるもの)は、17,623千円と前年同四半期に比べ50.7%の増加となりました。販売件数でみますと、57,405件と前年同四半期に比べ32.6%増加しましたが、平均販売単価は1,819円と前年同四半期に比べ7.1%の上昇にとどまりました。
当社は、ダウンロード販売事業を当社全体の事業の柱として位置づけていおり、その拡充と利便性の向上に努めております。
対象機種の拡大を目的に、平成13年4月11日にPDAを対象とした「Pocket Vector」をオープンし、平成13年7月9日には、携帯電話を対象とする新会社設立に関してスパイシーソフト株式会社と合意しております。
また、新規ユーザー獲得を目的に平成13年4月25日にパソコンメーカーとの提携による「トクレジサービス(人気ソフトを厳選して安価で提供する会員制ダウンロードサービス)」をスタートしたことに加え、平成13年7月16日より「My Vector(ソフトの利用状況を個々の利用者毎に把握しカスタマイズした利用促進のための情報を提供するサービス)」をスタートさせ、利用者の利用頻度を高めるなどで拡販に注力しております。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジサービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております)のみを計上しているのに対し、プロレジサービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを営業収益として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当四半期の販売実績は、29,617千円と前年同四半期に比べ12.5%の伸びにとどまりました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が23,208千円と前年同四半期に比べ0.6%の伸びとピーク時を15%下回る不振に陥りました。また、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は6,409千円と前年同四半期に比べ98.32%の伸びをみせましたが、昨年11月に週1回から週2回発行に移行した効果によるものであります。
サイト広告販売事業は、広告自体がもともと不況の影響を強く受ける側面を持っていることに加え、バナー広告の広告効果を見極めようとする動きも強まってきております。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当四半期の取扱実績は、29,886千円と前年同四半期に比べ13.5%の伸びとなりました。受託先の一部で広告サーバを自社運用に切り替えるところも出ておりますが、これをカバーし売上を伸ばすために、受託業務範囲拡大の働きかけ、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業は、8,381千円と前年同四半期に比べ37.9%の伸びとなりましたが、そのほとんどが、有力サイトへのコンテンツ情報提供収入の伸びによります。今後も有力サイトへの働きかけを強め、増収を図ってまいります。

東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル5階
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