2021年3月期 第2四半期
1. 当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
2021年3月期第2四半期累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡散により国内外の経済が大きく影響を受け、景気及び先行きは非常に厳しい状況が続いております。
このような環境のもと、ソフトウェア販売事業につきましては、コロナウイルスの影響により在宅勤務者が増加し、在宅勤務用のパソコンで使用するソフトウェアの需要が一時的に高まったことや、夏期に行った書体の特価販売が当初の想定数字を大幅に上回る結果となりました。また、ソフトウェア販売事業以外の事業につきましては、概ねコロナウイルスによる影響を受けず、計画通りの進捗となっております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の営業収益は4億83百万円(前年同期比4.5%減)、営業損失は139千円(前年同期は39百万円の営業利益)、経常利益は7,257千円(前年同期比80.1%減)、四半期純損失は86千円(前年同期は34百万円の四半期純利益)となりました。
なお、当社のセグメントは、前事業年度(2019年4月1日~2020年3月31日)まで「AppPass事業」「ソフトウェア販売事業」「サイト広告販売事業」「オンラインゲーム事業(当該事業は2019年5月8日に譲渡済み)」「その他」をセグメント情報として開示しておりましたが、当事業年度(2020年4月1日~2021年3月31日)から、これらのセグメント別区分を「インターネットおよびインターネットに関する技術を使用したサービス」を基軸とする単一セグメントに変更しております。
(2)財政状態に関する説明
財政状況の変動状況
当第2四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ11百万円減少して15億20百万円となりました。また、負債合計が前事業年度末に比べ11百万円減少して4億21百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ86千円減少して10億98百万円となりました。
(資産)
流動資産増加の主な要因は、未収入金が44百万円、その他が11百万円減少したものの、現金及び預金が1億円、売掛金が30百万円増加したこと等によるものです。
固定資産減少の主な要因は、無形固定資産が86百万円減少したこと等によるものです。
(負債)
流動負債減少の主な要因は、買掛金が50百万円、未払法人税等が5百万円、未払金が2百万円増加したものの、預り金が73百万円減少したこと等によるものです。
固定負債増加の要因は、退職給付引当金が2百万増加したことによるものです。
(純資産)
純資産は、四半期純損失86千円計上したことにより、僅かに減少しました。
また、自己資本比率は72.3%となりました。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社は、前事業年度にオンラインゲーム事業を譲渡したこと、新規ビジネスや新規事業の開始など収益構造の大幅な変更が発生しております。現段階では合理的な業績予想数値の算定を行うことが困難であり、第3四半期を除き、通期の業績予想に代えて、翌四半期累計期間の業績予想を開示しております。
2021年3月期第3四半期累計期間の業績は、営業収益6億70百万円(前年同四半期は7億42百万円 9.8%減)、営業損失46百万円(前年同四半期は46百万円の営業利益)、経常損失38百万円(前年同四半期は47百万円の経常利益)、四半期純損失40百万円(前年同四半期は45百万円の四半期純利益)を見込んでおります。