平成18年3月期中間決算短信(連結)
ソフトウェアライブラリサイト「Vector」を運営する株式会社ベクター(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:梶並伸博)は10月28日、平成18年3月期中間決算短信(連結)を発表いたしました。
当中間連結会計期間(平成17年4月1日~平成17年9月30日)におけるわが国経済は、平成14年初から始まった景気回復局面の4年目を迎えて、原油価格の高騰など不透明要因を抱えながらも徐々に踊り場から抜け出し、再浮揚に向かいました。このような経済環境下で、当社グループ(当社及び当社の子会社)がかかわるインターネット関連市場では、ブロードバンド(高速大容量)通信の契約者数が2,000万人の大台を超え、普及が一段と進むなど追い風を受けました。
このような状況下、当社グループの当中間連結会計期間の業績は、営業収益は1,282,899千円になりました。一方、当中間期の利益状況は、新しいビジネスモデル構築に向けて人件費増など開発コスト負担が重荷となって、利益率の低下を余儀なくされており、このため営業利益が54,324千円、経常利益が 57,721千円と低水準にとどまり、法人税等を差し引いた中間純利益は34,061千円となりました。
次に当中間連結会計期間における事業のセグメント別の販売実績についてみてみますと、主業のインターネット販売事業の販売金額は1,161,660千円となりました。うち、プロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者が制作したソフトを仕入・販売するもの)の販売金額は、ウイルス対策ソフトの根強い需要に下支えされながら719,923千円と前年同期に比べ8.2%の増収(販売件数ベースでは14.2%増)となりました。また、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)の販売金額は25,700千円と前年同期に比べ14.6%の減収 (販売件数ベースでは16.7%減 )となり不振が続いております。一方、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、販売金額は416,037千円となりました。
そのほか、サイト広告販売事業の売上高は、ネット広告の利用の広がりを背景に67,649千円と前年同期に比べ6.9%の増収となり、Web広告中心に回復をみせております。
また、その他の事業の売上高については、53,588千円と広告サーバ運用受託サービスの不振が響いて前年同期に比べ26.2%の減収となりました。
18年3月期中間期(当中間期)(百万円) | 対前年同期増減率 | 17年3月期中間期(前年中間期)(百万円) | (参考)前期(通期)(百万円) | |
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営業収益 | 1,282 | ─ | 964 | 2,436 |
営業利益 | 54 | ─ | 79 | 162 |
経常利益 | 57 | ─ | 83 | 169 |