2006年01月27日
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平成18年3月期 第3四半期財務・業績の概況(連結・個別)

ソフトウェアライブラリサイト「Vector」を運営する株式会社ベクター(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:梶並伸博)は1月27日、平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結・個別)を発表いたしました。

当第3四半期(平成17年4月1日~平成17年12月31日)におけるわが国経済は、平成14年初から始まった景気回復局面の4年目を迎え、原油価格の高騰など不透明要因もありましたが、徐々に踊り場局面を脱して再上昇に転じました。このような経済環境下で、当社グループがかかわるインターネット関連市場では、ブロードバンド通信の利用者が増え続けました。こうした状況下、当社グループの当第3四半期(9ヶ月累計、以下同じ)業績は、営業収益については、 1,954,227千円と前年同四半期に比べ13.3%の増収となりました。

一方、利益状況は、新規事業開発に伴う開発コストがかさみ、利益率の低下を余儀なくされました。このため営業利益は90,657千円と、前年同四半期に比べ28.1%の減少、経常利益も96,063千円と、前年同四半期に比べ27.5%の減少となりました。また、法人税等を差し引いた当第 3四半期純利益は60,097千円と、前年同四半期に比べ59.5%の大幅減少となりました。これは、前年同四半期の純利益が、特別利益として投資有価証券売却益136,109千円の計上により、嵩上げされていたためです。

次に、当第3四半期の事業のセグメント別販売実績についてみてみますと、主業のインターネット販売事業の販売金額は1,767,396千円と、前年同四半期に比べ15.8%の増収となりました。うち、プロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者の制作したソフトを利用者の発注に応じて仕入・販売するもの)の当第3四半期における販売金額は、ウイルス対策ソフトの根強い需要に下支えされたこともあり1,124,409千円と、前年同四半期に比べ5.5%の増収(販売件数ベースでは6.5%の増加)となりました。また、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)は、低価格ソフトの台頭などにより、利用者ニーズが停滞傾向にあり、販売金額が39,354千円と、前年同四半期に比べ11.8%の減収(販売件数ベースでは14.7%の減少)となり、不振が続いております。一方、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、販売金額は603,632千円と、前年同四半期に比べ45.4%の増収となりましたが、増収幅が大幅になったのには、前年同四半期は、当該事業を専業とする連結子会社との実質連結期間が平成 16年10~12月の3ヶ月間と短かかったという要因があります。

そのほか、サイト広告販売事業の売上高は、Web広告を中心に104,247千円と前年同四半期に比べ6.5%の増収となり、回復をみせております。

また、その他の事業の売上高については、広告サーバ運用受託サービス収入が自社運用化の広がりにより大幅な減収となったことが響き、82,583千円と前年同四半期に比べ18.5%の減収となりました。

平成18年3月期 第3四半期財務・業績の概況(連結)

  18年3月期第1
~3四半期累計
(17.4.1~17.12.31)
17年3月期第1
~3四半期累計
(16.4.1~16.12.31)
対前年同期比
増減率
(参考)
17年3月期(通期)
営業収益 1,954,227千円 1,725,052千円 13.3% 2,436,944千円
営業利益 90,657千円 126,108千円 △28.1% 162,469千円
経常利益 96,063千円 132,485千円 △27.5% 169,882千円

平成18年3月期 第3四半期財務・業績の概況(個別)

  18年3月期第1
~3四半期累計
(17.4.1~17.12.31)
17年3月期第1
~3四半期累計
(16.4.1~16.12.31)
対前年同期比
増減率
(参考)
17年3月期(通期)
営業収益 1,466,908千円 1,551,882千円 △5.5% 2,074,292千円
営業利益 88,345千円 126,278千円 △30.0% 161,436千円
経常利益 94,166千円 131,267千円 △28.3% 168,188千円
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