2007年10月30日
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平成20年3月期中間決算短信

 

 

 ソフトウェアライブラリサイト「Vector」を運営する株式会社ベクター(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:梶並伸博)は10月30日、平成20年3月期中間決算短信を発表いたしました。

当中間連結会計期間(平成19年4月1日~平成19年9月30日)におけるわが国経済は、平成14年初から始まった景気回復局面の6年目に入り、景気を牽引する民間設備投資の堅調な推移などを背景に拡大基調に変化はありませんでした。こうした状況下、当社グループの当中間連結会計期間の業績は、営業収益については、1,540,236千円と前年同期に比べ31.2%の増収となりました。一方、利益状況につきましては、営業利益14,552千円(前年同期は営業損失41,371千円)、経常利益15,997千円(同経常損失38,277千円)と黒字転化いたしましたが、特別損失として固定資産除却損及び法人税等を差し引いた中間純損益は20,607千円と前年同期に引き続いて純損失計上(前年同期は中間純損失23,801千円)となりました。

次に、当中間連結会計期間の事業のセグメント別販売実績についてみてみますと、主業のインターネット販売事業の販売金額は1,227,746千円と前年同期に比べ16.2%の増収となりました。これはソフトダウンロード販売分野でのプロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者の制作したソフトを利用者の発注に応じて仕入・販売するもの)の当中間連結会計期間における販売金額が、796,012千円と前年同期に比べ6.5%の増収(販売件数では微減)となりましたが、シェアレジ・サービス(主として個人作者が制作したソフトを提供するもの)は販売金額が22,955千円と前年同期に比べ12.9%の減収(販売件数では17.1%の減少)となり、概して低調に推移いたしました。ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、本年5月からの有力ショッピングモールサイトへの新規出店効果によって販売金額は408,779千円と前年同期に比べ44.7%の大幅増収となりました。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

一方、当社グループが経営の第2の柱として力を入れているオンラインゲーム事業は期中に行った当該事業を専業とする株式会社ベルクスの子会社化及び当社の当該事業の会社分割による同社への統合効果に加え、新ゲームタイトルの投入などによって販売金額は、134,206千円となり、営業収益の8.7%を占めるにいたりました。もっとも、利益面は固定費の負担が重く、営業損益で黒字となるまでにはいたりませんでした。

そのほか、サイト広告販売事業の売上高は当社の運営するサイト上で展開するWeb広告の伸び、とりわけ「検索連動型広告(キーワードに入札することによって、そのキーワードでの検索結果の上位に表示される広告、Googleが代表例)」の堅調な推移によって123,926千円と前年同期に比べ73.4%の大幅増収となりました。

また、その他の事業の売上高については、シェルパ・サービス(ソフトハウス向けに代金決済代行を含めたソフトダウンロード販売システムの提供する総合支援サービス)の伸びなどで54,356千円と前年同期に比べ17.3%の増収となりました。

  20年3月期中間期
(当中間期)
(百万円)
対前年同期
増減率
19年3月期中間期
(前年中間期)
(百万円)
(参考)
前期(通期)
(百万円)
営業収益 1,540 31.2 1,174 2,651
営業利益 14 △41 5
経常利益 15 △38 11
詳しくは、「 ()icon 」をご覧ください。
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