筆頭株主の異動に関する当社取締役会の意見について
本日、2022年7月26日付で当社の親会社であり主要株主である筆頭株主のソフトバンク株式会社が、保有する当社の普通株式の一部を、市場外での相対取引により合同会社イーグルキャピタル1号ファンド並びに合同会社イーグルキャピタル2号ファンドへ譲渡(以下「本譲渡」)することを合意した旨の連絡がありました。
本譲渡に関して、当社取締役会の意見を下記のとおりお知らせいたします。
1. イーグルキャピタル株式会社に関して
イーグルキャピタル株式会社は、当社株式を取得するために2022年3月に設立された会社であり、その母体は税理士法人イーグルを主体とするグループ企業であります。合同会社イーグルキャピタル1号ファンド並びに合同会社イーグルキャピタル2号ファンドについては、イーグルキャピタル株式会社及び渡邊正輝氏が、ソフトバンク株式会社が保有する当社の普通株式を取得するために組成したファンドとなります。
(1)名称 | 税理士法人イーグル |
(2)所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビルディング 49 階 |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表社員 渡邊 正輝 |
(4)事業内容 | 税理士法人 |
(5)設立 | 2015年10月 |
(6)ホームページ | https://eagle-tax.jp/ |
(1)名称 | イーグルキャピタル株式会社 |
(2)所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビルディング 49 階 |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 渡邊 正輝 |
(4)事業内容 | 有価証券の保有・運用及び譲渡、投資業他 |
(5) 設立 | 2022年3月 |
2. 当社株式取得の理由
イーグルキャピタル株式会社は、意向表明書の中で、当社株式取得の理由を次のように示しています。
「グループに税理士法人を抱えており中小企業の支援を理念に掲げています。そこで中小企業のDX化を進めるべく、トラスト事業を推進しているベクター社の買収を検討することとなりました。
DX化の目的は、ビジネスモデルそのものを変革したり、生み出したりして人々に新たな価値を提供することで、競争優位性を確立し、企業の競争力をアップすることにあります。現在の中小企業は、コロナ環境やDX化の遅れにより競争優位性を確保できず、世界から遅れ苦しんでいる状況にあり、すみやかなDX化を支援すべく、ベクター社とのシナジーを想定しています。」
3. 当社取締役会の考え
当社が今後の主力事業と位置付けているトラストサービス事業(「みんなの電子署名」「みんなのタイムスタンプ」)は、電子署名法、電子帳簿保存法など士業との関係が深いものです。イーグルキャピタル株式会社は、その母体に税理士法人イーグルを擁しており、弊社トラストサービス事業との間にシナジー効果が見込まれると考えております。
加えて、同社の意見表明に「中小企業のDX化を進める」とあり、弊社のトラストサービス事業を、さらに広範なサービスに拡大・展開するものと考えられ、当社の企業価値の向上にも資する可能性があると捉えています。
従いまして、当社取締役会は、今回の筆頭株主の異動に賛同しております。
なお、ソフトバンク株式会社は筆頭株主ではなくなるものの、当社との間の業務面、取引面での関係に変更はなく、業績に与える影響はありません。
また、ソフトバンク株式会社は、引き続き当社株式を保有しており、従前よりの良好な関係にも変更はありません。