2001年3月期通期
業績の概要
単位:百万円
平成13年3月期 | 平成12年3月期 | |
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営業収益 | 754(105.4%) | 367(6.0%) |
営業利益 | 77(-) | △29(-) |
経常利益 | 52(-) | △35(-) |
当期純利益 | 27(-) | △27(-) |
業績について
当期の業績は、営業収益が754,675千円と前期に比べ105.4%増と倍増となりました。一方、経常損益では、営業利益が77,355千円と前期が期中の書籍事業撤退の影響を強く受け営業損失29,675千円を計上したのに比べ様変わりしております。つれて経常利益は、株式上場関係費を29,397千円計上したうえで、52,975 千円を計上(前期は経常損失35,629千円)、税引後の当期純利益も27,346千円を計上(前期は当期純損失27,865千円)、利益は著しく好転しております。
ダウンロード販売事業
ダウンロード販売事業については、当期の販売実績は、477,576千円と前期に比べ166.8%増と約2.7倍の伸びをみせました。もっとも、これは、前期時点ではプロレジサービスが緒に着いたばかりであったこと、および営業収益の計上方法がシェアレジサービスは手数料のみであるのに対して、プロレジサービスは、手数料だけでなく、ソフトの売上金額を営業収益に計上していることによります。両者を同一ベースにした取扱金額では、821,980千円と前期に比べ76.9%(取扱件数では51.4%)の伸びをみせたことになります。
次に、プロレジ、シェアレジ別の動向を取扱金額及び取扱件数でみてみますと、プロレジの当期における取扱金額は441,933千円と、前期に比べ 219.3%の増加、取扱件数でみても、146,087件と前期に比べて174.4%と増加しております。これに対してシェアレジは、プロレジサービス開始直後におけるシェアレジ扱いソフトのプロレジ移管の影響による減少傾向を脱したとはいえ、当期における取扱金額は、380,047千円と前期に比べ 16.5%の増加、取扱件数でみても、192,354件と前期に比べ13.0%の増加にとどまっております。なお、当期のソフトウェア販売原価に占めるソフトバンク・コマース株式会社よりの仕入分の割合は、22.1%であります。
サイト広告販売事業
サイト広告販売事業については、当期の販売実績は、116,658千円と前期に比べ46.3%の伸びをみせました。このうち、当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告は98,834千円と前期に比べ35.8%の伸び、また、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は、会員数が当期末現在で25万人と、前期末の17万人に比べ5割近い伸びをみせたことに加え、昨年11月より週1回から週2回発行に移行したこともあって17,823千円と前期に比べ155.9%と2.6 倍の伸びをみせました。
サイト広告販売分野については、主としてWeb広告が景況に左右される側面が強く、バナー広告の効果を見極めようとする動きとあいまって期後半は低調裡に推移いたしました。
広告サーバ運用受託事業
広告サーバ運用受託事業については、当期の売上実績は、99,541千円と前期に比べ45.6%の伸びをみせました。なお、アウトソーシング受託先は当期末現在9社と前期末時点の5社に比べ倍増いたしました。
その他の事業
その他の事業については、当期の売上実績は、60,899千円と前期に比べ326.6%の伸びをみせましたが、有力サイトへのコンテンツ情報提供収入の増加に加えて、昨年9月から開始した広告サーバ業務ソフト関係のリセール収入分として 30,952千円が計上されているためであります。