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決算短信・決算発表資料

2003年3月期通期

業績について

単位:百万円

  平成15年3月期 平成14年3月期
営業収益 1,874(39.4%) 1,345(78.3%)
営業利益 190(26.0%) 151(95.4%)
経常利益 195(31.4%) 149(181.4%)
当期純利益 88(7.1%) 82(200.7%)

業績について

当期の業績は、主力のプロレジ・サービスの伸びに支えられ営業収益は1,874,909千円と前期に比べ39.4%の増加となりました。一方、利益面では営業利益が190,402千円と前期に比べ26.0%の増加、経常利益が195,952千円と同31.4$の増加とそれぞれ順調な伸びをみせました。これに対して当期純利益は88,064千円と前期に比べ7.1%の増加にとどまりました。本社移転費用のほか、投資有価証券売却損、投資有価証券評価損など 41,258千円を特別損失として計上したことによります。

ダウンロード販売事業

ダウンロード販売事業については、主力のプロレジ・サービス(ソフトハウスなど法人作者からの仕入によるもの。)の当期における販売金額は、当社サイト上で販売促進のためのキャンペーンを展開したことなどが奏効し、1,541,869千円と前期に比べ61.4.%の増加と順調に推移いたしました。販売件数をみますと、当期は、397千件と前期に比べ43.8%の伸びをみせております。販売件数の伸びに比べ販売金額の伸びが高くなったのは、ブロードバンド化の進展に伴うソフトのスケールアップで平均販売単価が当期は3,775円と前期に比べ12.3%上昇したことが寄与しております。なお、当期におけるプロレジ・サービスに係るソフトウェア販売原価に占めるソフトバンクBB株式会社経由の仕入分の割合は44.4%と、前期の50.3%に比べ低下しております。
一方、シェアレジ・サービス(主として個人作者の提供によるもの。)は、当期の販売金額は67,251千円と前期に比べ2.8%の減少となりました。なお、販売件数でみますと、212千件と前期に比べ5.8%の減少となり、平均販売単価が1,953円と前期に比べ4.4%の上昇をみせましたが、販売金額は減少となりました。個人作者からのソフトウェア供給に依存するシェアレジ・サービスは既にマーケットが飽和しており、今後も大きな成長はないと認識しております。
この結果、ソフトダウンロード販売高を手数料収入ベースでみた場合、当期は、シェアレジ・サービスが67,251千円に対して、プロレジサービスは318,252 千円と当該事業全体の82.6 %(前期は74.5%)を占めるにいたりました。

(注)営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格に利用者手数料を加えたものを売上高として計上しております。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業については、当期の販売金額は、131,758千円と前期に比べ12.9%の伸びをみせ、前期までの低迷から脱しました。ただ、サイト広告販売のうち当社の運営するサイト上で広告スペースを販売するWeb広告が109,339千円と前期に比べ16.5%の伸びをみせましたが、当社の運営する会員制メールマガジン上で広告スペースを販売するメール広告は22,419千円と前期に比べ2.0%の減少となるなど、商品により回復状況がまばらな状態となっております。サイト広告販売事業は、景況に左右される側面を持ちますが、バナー広告の不人気が続いており、バナーに動画的な動きを付加したフラッシュ広告を手掛けるなど打開策を講じつつあります。

広告サーバ運用受託事業

広告サーバ運用受託事業については、当期の売上金額は、79,536千円と前期に比べ23.7%の大幅減少を余儀なくされました。クライアントサイドで経費節減のため、サーバ運用委託を取りやめる動きもみられ、これをカバーし売上を伸ばすために、新規受託先開拓に注力してまいります。

その他の事業

その他の事業については、当期の販売実績54,492千円と前期に比べ45.4.%の大幅減少となりました。前期はネット通販によるパッケージソフト販売高が加わり、その分販売金額が嵩上げされた反動減的要因が強く働いたものです。一方で、ソフトハウス向け総合支援サービス「ベクター・シェルパ・サービス」に係る収入12,097千円が新たに加わりました。

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