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決算短信・決算発表資料

2009年3月期通期

業績(連結)の概要

単位:百万円

  平成21年3月期 平成20年3月期
営業収益 3,427(4.8%) 3,271(23.4%)
営業利益 18(△72.1) 67(1,203.5%)
経常利益 32(△52.7%) 69(508.1%)
当期純利益 △53(-) △61(-)

業績(連結)について

当社グループの当連結会計年度の業績は、営業収益については、3,427,613千円と前連結会計年度に比べ4.8%の増収となりました。また、利益状況については、営業利益は18,707千円と前連結会計年度に比べ72.1%の減少となりました。営業収益の伸びが4.8%に対して営業費用がこれを上回る 6.4%増加したことが営業利益減少につながりましたが、インターネット販売事業の売上原価率が79.0%と前連結会計年度に比べ1.7%上昇したほか、人件費(給与手当・賞与のほか賞与引当金繰入額、福利厚生費を加えたもの)が前連結会計年度に比べ12.1%増加し、減価償却費が同21.9%、広告宣伝費が同97.7%とそれぞれ増加するなど、新規事業の展開に伴う開発費用負担増も響いております。一方、経常利益は主として外国投信の収益分配金などによる営業外収益19,688千円の寄与がありましたが、32,883千円と前連結会計年度に比べ52.7%の減少となりました。また、オンラインゲーム事業部門などのソフトウェアの減損損失に伴う特別損失116,080千円の計上が響き、税金等調整前当期純損失108,393千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益12,244千円)となり、当期純損益も53,363千円の損失計上(前連結会計年度は当期純損失61,366千円)となりました。

インターネット販売事業

インターネット販売事業は停滞気味の個人消費に関する事業であり、ソフトダウンロード販売分野ではパソコン需要の一巡とソフトウェアへの関心度合の低下とあいまってプロレジ・サービスの販売金額が1,482,753千円と前連結会計年度に比べ9.4%の減少、シェアレジ・サービスの販売金額が31,551 千円と前連結会計年度に比べ26.0%の減少となりました。ただ、ソフトパッケージ・ハードウェア販売については、パソコン周辺機器、メモリー類を主力商品としてヤフー、楽天など有力ショッピングモールサイトへの出店効果で957,990千円と前連結会計年度に比べ16.8%の増加と好調でした。

(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者及び作者からの手数料(利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体販売価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。)のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格を売上高として計上しております。

オンラインゲーム事業

オンラインゲーム事業についてはゲームソフト数期中平均8タイトルの稼働により売上高は621,845千円と前連結会計年度に比べ51.4%の増加となり、営業収益全体の18.1%を占めるにいたりました。

サイト広告販売事業

サイト広告販売事業の売上高は、当社の運営するサイト上で展開するWeb広告、なかでもキーワード広告については当該部門の3分の1を占め、これまで底堅い推移をみせておりましたが、期末にかけて急速に減少をみせ、前連結会計年度に比べ15.0%減少となるまど景況不振の影響を受けたこともあって、当該事業全体でも218.622千円と前連結会計年度に比べ16.1%減少となりました。

その他の事業

その他の事業の売上高については、他社サーバー運用管理受託事業は落込み(前連結会計年度に比べ46.7%減)ましたが、当該部門の売上高の70%を占めるベクターダイレクト・サービス(ソフトハウス向けに代金決済代行を含めたソフトダウンロード販売システムの提供する総合支援サービス)の売上高は前連結会計年度に比べ31.7%増となったことが寄与して、114,849千円と前連結会計年度に比べ13.6%の増加となりました。

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