2011年3月期通期

平成23年３月期　決算短信〔日本基準〕（非連結） (660KB)

平成23年３月期　決算説明会資料 (1,577KB)

業績の概要

単位：百万円

	平成23年3月期	平成22年3月期
営業収益	3,943（24.9%）	3,157（57.1%）
営業利益	415（5.8%）	393（383.6）
経常利益	425（2.9%）	413（315.6%）
当期純利益	146（△47.4）	279（－）

業績について

当社の業績は、営業収益については、3,943,691千円と前事業年度に比べ24.9％の増収となりました。一方、利益状況については、営業利益は415,930千円と前事業年度に比べ5.8％増にとどまりました。これは、営業収益の伸びが24.9％に対して営業費用が広告宣伝費、支払手数料のほか減価償却費などの増加によってこれを上回る27.6％の増加となったためであります。また、経常利益は425,903千円と前事業年度に比べ2.9％増となりましたが、投資有価証券評価損、無形固定資産（ソフトウェア）評価損など175,950千円の特別損失の計上も加わり、税引前当期純利益は253,082千円と前事業年度に比べ36.9％減となりました。
この結果、法人税等を差し引いた当期純利益は146,871千円と前事業年度に比べ47.4％減となりました。

オンラインゲーム事業

当社が新たな経営の柱として力を入れているオンラインゲーム事業については当事業年度の販売金額は、2,657,989千円と前事業年度に比べ75.6％増となりました。当該事業は、従来型オンラインゲーム（クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの）、ブラウザゲーム（パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム）、モバイルゲーム（ブラウザゲームの一種で携帯電話でアプリなしで遊べるもの）の３つの分野から構成されています。
当該事業の4割強を占める従来型オンラインゲーム（クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの）は、平成21年4月より正式にサービス開始以来、根強い人気を保っている「三国ヒーローズ」をはじめ平成22年5月サービス開始の「Angelic Crest」、同年9月サービス開始の「SOULALIVE
ONLINE」など当事業年度末時点で9タイトルを運営しております。また,専門ポータルサイト「ブラゲタイム」上で展開するブラウザゲーム（パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム）は「ドラゴンクルセイドⅡ」など当事業年度末時点で10タイトルを運営しております。一方、平成21年8月より開始したモバイルゲーム（ブラウザゲームの一種で携帯電話でアプリなしで遊べるもの）は主として携帯電話向け交流サイト運営会社の専門サイトを通じて「こいけん!」など期末時点で10タイトルを運営しておりますが、競争激化の影響を受けました。
なお、オンラインゲーム事業全体の当事業年度の営業収益に占める割合は、67.4％にまで高まり、利益面でも、販売金額の大幅な増加により、固定費の負担増を吸収し、収益力向上に大きく寄与しました。

ソフトウエア販売事業

従来から「インターネット販売事業」という名称を使用していましたセグメントにつきましては、当事業年度よりセグメントの内容をより的確に表すために、「ソフトウェア販売事業」に名称を変更しております。
ソフトウエア販売事業の当事業年度の販売金額は1,120,651千円となりました。うち、プロレジ・サービスの販売金額は955,090千円、シェアレジ・サービスの販売金額は23,378千円となっており、ソフトウェアのダウンロード販売事業は、ウイルス対策ソフトについては依然根強い需要がありますが、概してパソコンソフトに対する関心度合いは低く、販売促進のためのキャンペーンもその効果は限定的なものにとどまりました。そのほか、ソフトハウス向けダウンロード販売総合支援サービス業務の売上高が113,116千円となりましたが、これも新規顧客獲得がネックとなって頭打ち状態が続いております。
(注)ソフトダウンロード販売の営業収益の計上方法は、シェアレジ・サービスは利用者および作者からの手数料（利用者からは利用毎に一定金額の手数料を徴収し、作者からはソフトの本体価格に一定料率を乗じた金額を手数料として徴収しております。）のみを計上しているのに対し、プロレジ・サービスは本体販売価格を売上高として計上しております。