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決算短信・決算発表資料

2014年3月期第3四半期

業績の概要

単位:百万円

平成26年3月期
第3四半期
平成25年3月期
第3四半期
営業収益 1,667 1,912
営業利益 △191 △242
経常利益 △183 △238
四半期(当期)純利益 △178 △434

業績について

 平成26年3月期第3四半期累計期間(平成25年4月1日~平成25年12月31日)におけるわが国経済は、円安にともなう輸出採算の改善や政府による経済政策・金融政策等の効果により企業収益の改善が進み、デフレ脱却、景気回復の足どりは確かなものになりつつあります。
 当社の事業領域であるパソコン向けオンラインゲーム業界の成長率は鈍化しているものの、スマートフォン・タブレット等を含めたゲーム市場は拡大基調が続いております。また、スマートフォンの普及率は増加し続けており、携帯電話(フィーチャーフォン)からスマートフォンへの移行が着実に進んでおります。
 ソフトウェア販売を取り巻く環境としましては、法人向け国内パソコン出荷台数がWindows XP搭載機の入れ替え需要により好調ではありますが、個人向け国内パソコン出荷台数は減少が続いております。一方、タブレットの販売台数は急激に伸びており、タブレットの販売台数がノートパソコンの半分程度の規模まで成長しております。
 このような環境のもと、当社の営業収益に大きな割合を占めるオンラインゲーム事業が、当初の見込みより下回ったこと等により、当第3四半期累計期間の営業収益は16億67百万円と前年同期比12.8%の減収となりました。一方、利益の状況につきましては、人件費、減価償却費のほか地代家賃等の固定費の削減効果で改善の方向にあり、営業損失1億91百万円(前年同期は2億42百万円の営業損失)、経常損失1億83百万円(前年同期は2億38百万円の経常損失)、四半期純損失1億78百万円(前年同期は4億34百万円の四半期純損失)となりました。

オンラインゲーム事業

 当第3四半期累計期間におけるオンラインゲーム事業の販売金額は、12億11百万円(前年同期比15.6%減)となりました。
 当該事業は、従来型オンラインゲーム(クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの)、ブラウザゲーム(パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)、スマートフォンゲームの三つの分野から構成されています。
 従来型オンラインゲームは、当第3四半期累計期間末時点で8タイトルの運営となっております。増減の内訳といたしましては、平成25年4月に「ぎごしょくマスター」、7月に「BOUNDRA」の正式サービスを開始した一方で、6月に「Knights of Kingdom」、9月に「Wonderland ONLINE」「ソードオブリベリオン」のサービスを終了いたしました。
 ブラウザゲームは、平成25年4月に「戦国セブン」、9月に「Web三国ヒーローズ」のサービスを終了し、新たに11月から「アステルゲート」の正式サービスを開始いたしました。これらの結果、当第3四半期累計期間末時点における運営タイトル数は7タイトルとなっております。
 スマートフォンゲームは、平成25年6月よりiOSゲームアプリ(iPhone、iPadで遊べるゲーム)「アルカナ・マギア」の配信を開始いたしました。同タイトルは、12月よりAndroid版の配信を開始しております。

ソフトウェア販売事業

 当第3四半期累計期間におけるソフトウェア販売事業の販売金額は、3億68百万円(前年同期比3.3%減)となりました。ソフトウェアのダウンロード販売事業は、ウイルス対策ソフトについては根強い需要がありますが、個人消費者向けのパソコン市場の縮小や有料パソコンソフトに対する需要の状況が減少傾向にあることに変わりはありません。

サイト広告販売事業

 当第3四半期累計期間におけるサイト広告販売事業の販売金額は、86百万円(前年同期比8.8%減)となりました。リスティング広告(検索エンジンの検索結果ページに表示する広告)については当該事業の約8割強を占め、サイト広告販売事業の基幹となっております。

その他の事業

 当第3四半期累計期間における当該販売金額はありませんでした(前年同期は1百万円)。

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