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決算短信・決算発表資料

2016年3月期第3四半期

業績の概要

単位:百万円

平成28年3月期
第3四半期
平成27年3月期
第3四半期
営業収益 1,137 1,386
営業利益 △99 △26
経常利益 △98 △19
四半期(当期)純利益 △99 △5

業績について

 平成28年3月期第3四半期累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)におけるわが国経済は、円安による輸出企業の好調な業績や株式市場の堅調な推移を背景として、国内景気は緩やかな回復基調が続いております。個人消費については、消費者マインドに持ち直しの動きが見られつつも横ばいから緩やかな改善基調の動きに留まるなど、先行きについては不透明なものとなりました。
 当社の事業領域であるパソコン向けオンラインゲーム業界の成長率は、スマートフォン(高機能携帯電話)・タブレット等を含めたゲーム市場は拡大基調が続いており、前期からのトレンドを踏襲する形で推移しております。
 ソフトウェア販売を取り巻く環境としましては、Windows XPのサポート終了による買い替え需要の反動により、パソコンの出荷台数は低水準で推移しており、タブレット端末やスマートフォンの普及により先行きは依然として厳しいと予想されております。
 このような環境のもと、オンラインゲーム事業においては、採算面が厳しい複数のゲームタイトルの終了を発表した一方で、新規タイトルのサービスを開始いたしました。営業収益は、新規タイトルが終了予定のゲームタイトルの落ち込みを埋めることは出来ず、前年同期を下回る結果となりました。
 ソフトウェア販売事業につきましては、需要の縮小トレンドに加え、パソコンの出荷台数の低迷により営業収益は前年同期を下回る結果となりました。
 営業費用につきましては、最適化・効率化により削減を進めております。
 以上の結果、当第3四半期累計期間の営業収益は11億37百万円(前年同期比17.9%減)、営業損失は99百万円(前年同期は26百万円の営業損失)、経常損失は98百万円(前年同期は19百万円の経常損失)、四半期純損失99百万円(前年同期は5百万円の四半期純損失)となりました。
 当第3四半期累計期間のセグメント別販売実績については、以下のとおりであります。

オンラインゲーム事業

 当第3四半期累計期間におけるオンラインゲーム事業の販売金額は、7億78百万円(前年同期比19.1%減)となりました。
 従来型のオンラインゲーム(クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの)は、前期から継続している4タイトルから平成27年6月に「BOUNDRA」、7月に「エターナル・アトラス -The Refined FNO」のサービスを終了し、当第3四半期累計期間末時点では2タイトルを運営しております。
 ブラウザゲーム(パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)は、前期から継続している7タイトルから平成27年7月に「神創詩篇ミッドガルド・サーガ」「創星紀アステルゲート」、12月に「ドラゴンクスセイド2」のサービスを終了し、平成27年6月に「魔戦カルヴァ」、9月に「ヴェルストライズ」、12月に「ドラゴニックエイジ」「ヘクサウォーズ」のサービスを開始したことにより、当第3四半期累計期間末時点では8タイトルを運営しております。
 当第3四半期累計期間末時点で運営を行っているスマートフォンゲームは、「アルカナ・マギア」「だいすきナンプレ!」の2タイトルとなっております。

ソフトウェア販売事業

 当第3四半期累計期間におけるソフトウェア販売事業の販売金額は、2億87百万円(前年同期比17.2%減)となりました。
 ソフトウェアのダウンロード販売事業は、Windows XPのサポート終了により個人消費者向けパソコンの買い替えが進み、ウイルス対策ソフト等の販売が一時的に増加いたしましたが、個人消費者向けのパソコン市場の縮小や有料パソコンソフトに対する需要の減少傾向は継続しております。

サイト広告販売事業

 当第3四半期累計期間におけるサイト広告販売事業の販売金額は、58百万円(前年同期比23.1%減)となりました。
 ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告等)が大半を占めており、サイト広告販売事業の基幹となっております。

その他の事業

 その他には、ゲーム以外のスマートフォン向けサービス等が含まれており、当第3四半期累計期間における販売金額は、13百万円となりました。

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