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決算短信・決算発表資料

2021年3月期 第3四半期

1. 当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明
 2021年3月期第3四半期累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡散により国内外の経済が大きく影響を受け、景気及び先行きは非常に厳しい状況が続いております。
 このような環境のもと、ソフトウェア販売事業につきましては、コロナウイルスの影響により在宅勤務者が増加し、在宅勤務用のパソコンで使用するソフトウェアの需要が一時的に高まったことや、夏期に行った書体の特価販売が当初の想定数字を大幅に上回る結果となりました。また、ソフトウェア販売事業以外の事業につきましては、概ねコロナウイルスによる影響を受けず、計画通りの進捗となっております。
 以上の結果、当第3四半期累計期間の営業収益は6億75百万円(前年同期比9.1%減)、営業損失は24百万円(前年同期は46百万円の営業利益)、経常損失は13百万円(前年同期は47百万円の経常利益)、四半期純損失は18百万円(前年同期は45百万円の四半期純利益)となりました。
 なお、当社のセグメントは、前事業年度(2019年4月1日~2020年3月31日)まで「AppPass事業」「ソフトウェア販売事業」「サイト広告販売事業」「オンラインゲーム事業(当該事業は2019年5月8日に譲渡済み)」「その他」をセグメント情報として開示しておりましたが、当事業年度(2020年4月1日~2021年3月31日)から、これらのセグメント別区分を「インターネットおよびインターネットに関する技術を使用したサービス」を基軸とする単一セグメントに変更しております。

(2)財政状態に関する説明
財政状況の変動状況
 当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億22百万円減少して14億9百万円となりました。また、負債合計が前事業年度末に比べ1億3百万円減少して3億29百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ18百万円減少して10億80百万円となりました。
(資産)
 流動資産増加の主な要因は、未収入金が65百万円減少したものの、現金及び預金が64百万円、売掛金が5百万円増加したこと等によるものです。
 固定資産減少の主な要因は、無形固定資産が1億33百万円減少したこと等によるものです。
(負債)
 流動負債減少の主な要因は、買掛金が3百万円、未払法人税等が3百万円増加したものの、未払金が4百万円、預り金が1億1百万円、賞与引当金が5百万円減少したこと等によるものです。
 固定負債増加の要因は、退職給付引当金が3百万増加したことによるものです。
(純資産)
 純資産は、四半期純損失18百万円計上したことにより減少しました。
 また、自己資本比率は76.6%となりました。

(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
 当社は、前事業年度にオンラインゲーム事業を譲渡したこと、新規ビジネスや新規事業の開始など収益構造の大幅な変更が発生しております。現段階では合理的な業績予想数値の算定を行うことが困難であり、第3四半期を除き、通期の業績予想に代えて、翌四半期累計期間の業績予想を開示しております。
 2021年3月期(通期)の業績は、営業収益8億49百万円(前年同期は9億49百万円 10.6%減)、営業損失86百万円(前年同期は36百万円の営業利益)、経常損失76百万円(前年同期は41百万円の経常利益)、当期純損失77百万円(前年同期は39百万円の当期純利益)を見込んでおります。

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